以前、田口ランディさんの講演会に参加して、古民家のようなところで、近くに座って、まるで語り部の話を聞くみたいなスタイルでお話を聞いたことがあります。
その時に、「虫の知らせ」の話になって、誰にでも受けとれる力はあって、でもそれを感じないのは閉ざしてしまっているのであって、研ぎ澄ませば誰でも受け取けことができるという内容の話を伺いました。
それ以降、なるべく偶然に感じたものや遭遇したことについて、どんな意味があるのだろうと考えるようになりました。
とはいえ、日々の仕事に忙殺されていると、ちゃんと考えている暇もなく時間は過ぎていきます。
アキレス腱を切って、5日目。
久しぶりに、時間が出来てので、このことについても考えてみたりしました。
私は、大なり小なりよく怪我をするのですが、考えてみると、30年前の19歳の時にも雨上がりに自転車で転倒して大きな怪我をして、大学を2週間ぐらい休んだことがあります。
今回、それに匹敵する以上の内容で、少し考えました。
ここのところ、90年代プレイバックなどと言って、30年前を振り返ったりしているが、自分の人生がとりあえず一巡したことを意味するのではないかと。
目の前の50歳を機に、そろそろ新たなことを始めてみる年になってきているんじゃないかなどと考えました。新たなスタートをするなら、これからの人生は人のためになることをしなさいということなのかと考えたりしました。
1年に1回だけ初詣に引く、氏神様のおみくじがいつになく、警鐘を鳴らすもので、気がかりだったこともあり、これはシグナルだったのではと思いました。
それと、その19歳の時の怪我がきかっけで、両親がもともと通っていた寒川神社に毎年祈祷を受けていたのですが、今年で30回目、新たな気持ちでお社に参拝したいと思いました。
今日は阪神淡路大震災から27年です。
NHKで震災特番を見ていて、心が揺さぶられました。
実は鈍感を装って、いろいろなシグナルを見落としているのかもしれません。
そんなことを考えた私でした。