Neutral 〜ニュートラル

50歳のうめめだかが感じたことやオフタイムのこと、好きな物のこと、趣味etcについてひとりごつ。  SINCE 2005.7.12

ユーミンにアゲアゲ?

 今日たまたまNHKの番宣を見ていたら、BS2で今週土曜の夜に放送されるMASTER TAPEという番組で、ユーミンのデビューアルバム”ひこうき雲”の当時を語る番組があるそうで、その番宣を見たら無性に「ひこうき雲」が聞きたくなりました。

 「ひこうき雲」がリリースされたのは私の生まれた年である1973年だそうです。聞いたことがあるような、今回初めて聞いたような漠然としたモノでしたが、なんとなく縁も感じます。そして私がこの曲を初めて聞いたのは小学校3年生、9歳のときでした。学校行事の一つである音楽会で一つ上の学年の4年生のあるクラスがこれを合唱で歌ったのでした。その当時私は一学年6クラスあるマンモス校にいたのでそれぞれのクラスが合唱または合奏、オペレッタを発表する音楽会は2学年ずつ行われるものでした。直感的にこれは教科書に載るような児童唱歌ではないと子供ながらに思いました。えらく感動したのです。そして5年生になってから自ら担任と音楽の先生にこの曲を歌いたいと直談判に行ったところ、却下されました。歌謡曲だからという理由でした。ではどうしてあのクラスは歌えたのでしょう??と考えたときに、あの曲を歌わせたかったのはあの若い男の担任で、その力が大きかったと子供ながらに悟ったのです。子供がやる気でも意図に合わないと却下されると悟ったのでした。

 久々に「ひこうき雲」を聞こうと思いましたが、もうLP版も持っていないし、カセットはあってもデッキがないという現状です。今日のところはあきらめて、家にあるユーミンのベストアルバム『NEUE MUSIK』(ノイエ・ムジーク)を出して聞いてみました。そういえばいつ買ったんだったっけなーなんて思いながら。2枚組ですが、とくにディスク1が好きで、はじめは『守ってあげたい』が入ってます。角川映画ねらわれた学園』に使われていて(当時薬師丸ひろ子ファンでした)、私が小学2年生ころはじめてお金を出して買ったドーナッツ盤がこれでした。B面に”あなたを忘れてからもう何年がたちますかー”という大人びた歌詞の曲が入っていました。

 それにしてもこの『ノイエ・ムジーク』。 『守ってあげたい』から始まって『恋人はサンタクロース』『BLIZZARD』『サーフ天国、スキー天国』『ダイアモンドダストが消えぬまに』と行っちゃうんですから、青春を思い出さずにいられません。その曲が歌われていた当時はいいところ中学生ぐらいだったので全部CDでそろえられずに、ほとんどがアルバムをテープにして聞いていたころでしたが、こんな冬のベストを自分で作ったことが思い出されます。自分で笑えるのが『BLIZZARD』を歌っていると不思議とパラレルの格好をして腕を振ってしまう私がいます。(そんなにうまく滑れたわけではないのですが)高校生の卒業旅行第一弾で行った斑尾高原をやけに思いだします。『サーフ天国、スキー天国』では♪つれてゆこうかこれから スキー(サーフ)天国へ〜♪と言われると、”もう つれてって〜”と言いたくなります[E:happy01]

 このアルバムの中の『SWEET DREAMS』『ノーサイド』を大人になって改めて聞くと、歌詞の深さにやけに感動したりします。

 たぶん私よりもぜんぜん若い20代の子が歌っていたら、いい曲だなってくらいなんでしょうが、いま50代のユーミンがその当時はいくつかわかりませんが、歌っていたというのが妙にこの30代の私には安心感があり、いいのです。そしてどの曲を聞いてもそらで歌える。私にとってはアゲアゲです。

201001142049000  ユーミンの曲を聞いて、青春のころを思い出して、ちょうど読もうと思っている本が山田詠美さんの『学問』で。どちらも中高校時代に大きく影響を受けたなーと思っていたところです。山田詠美さんがその当時雑誌『Olive』で連載していた『放課後の音符(キーノート)』(文庫になってますが)はやたらかっこいい高校生が出ていて、香水やカクテルについてはじめて意識し始めるきっかけになった本だった記憶があります。

 あー、なんだか今日はほろ酔いで、懐かしい思い出を語り過ぎてしまいました。