『ロング・グッドバイ』を読み始めました。
また、夏の日差し復活です。
村上春樹訳、レイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』を読み始めました。
前々から文庫になったら読もうと思いつつ、読むべき本がたくさんあり、後回しに。
こないだスイートベイジルのラテンライブのあと、同僚と読書談義に花を咲かせて、この本を借りることになったのでした。
身近で仕事をしているのに、どんな本を読んでいるかも知らず過ごしていました。共通の読書遍歴があると話が盛り上がります。村上春樹とフィッツジェラルド。ありきたりかもしれませんが、この二人の話を肴に話したことはなかったので、新鮮でした。
ギムレットを二軒目で飲む頃にはレイモンド・チャンドラーの話になったわけですが、早速読んでみると、グイグイ引き込まれます。
私立探偵フィリップ・マーロウ。いままで出会わなかったのが疑問です。マーロウといえば、大学生のころからそのあと数年よく行った、南葉山(厳密には横須賀の秋谷)のマーロウを思い出します。昔よく食べたプリンが、売りの店になってからは残念ながらいかなくなってしまいましたが。
あの店はこのフィリップ・マーロウから来ていたんだと遠い記憶がまず甦りました。この小説を読んでいなかった私はいつもギムレットでなく、あの店ではまずはドライシェリーでした。懐かしい思い出。
同僚と飲むうちにその頃、21〜25歳頃を思いだし、酔いもまわって軽口を叩いてました。
そして、同僚が本を貸してくれるときに松たか子のしおりを作ってくれました。当時、よく似てるって言われたのです。(笑)
この夏の一冊。ほんとうのギムレットを飲みたい気分。