熱狂の夕べ
今日は高校時代の友人YRと大好きな金聖響さんの指揮する”金聖響&シエナウィンドオーケストラ”の公演に行ってき ました。(画像は公式ブログより)
もう、ほんと最高でした。プログラムの組み方もよかったし、どれも迫力があって、吹奏楽を中心としたオーケストラの良さを物語っている演奏でした。
アンコールの”アフリカンシンフォニー”はインパラがまさに走り抜けていくようで、自分がケニアにでもいるような気分になりました。楽器持参者は誰でも参加可能な恒例で、締めの”星条旗よ永遠なれ”もすごい盛り上がり、もうもう本当に熱狂の夕べでした。
もう、あの迫力と一体感。なんなんでしょう。金氏とシエナの息の合っている感じ、金氏の親しみやすく周りを引きこむような雰囲気がそうさせたのでしょうか。”アフリカンシンフォニー”を聞いた時には感動で涙がでました。そして、帰りには心が晴れやかになり、2,3歳は若返ったような気分になりました。
コンサートマスターなどベテランの方が基盤を固め、そして若き指揮者がぐいぐい先導する感じ。組織の中でも同じようなことが言えるのですが、現実社会ではリーダーシップを発揮する素敵な若きエースの姿を最近みかけてないせいか、もう指揮棒を振る金聖響さんの姿はとても素敵でした。
友人YRを駅まで送ったあと、車のウィンドを全開にして、お気に入りのジョアン・ジルベルトの”Chega De Saudade” のアルバムを聞きながら、涼しくなった夜風に吹かれながら走りました。贅沢な夜でした。
最近、思います。いい音楽と質の高い読書、一握りの大切な友人がいるだけで、とても贅沢だと。