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50歳のうめめだかが感じたことやオフタイムのこと、好きな物のこと、趣味etcについてひとりごつ。  SINCE 2005.7.12

『ボンジュール、アン』を見ました!

いよいよ、夏本番という感じですね。気が付けば、7月半ばです。

有り難いことに、仕事は忙しくなってきました。朝から仕事を猛スピードで終わらせ、レディースデーに映画『ボンジュール、アン』(原題 Paris can wait )を見に行ってきました。さすがに、大人の恋愛を感じさせる映画なので、年齢層が高めでしたよ。

Phot_by_eric_caro ダイアン・レインは大好きで、タイトルからして、以前の『トスカーナの休日』(これまた大好きな映画)とイメージをだぶらせつつ、見に行きました。
ダイアンレイン演じる主人公アンは、映画プロヂューサーの夫マイケルとフランスのカンヌに出かけますが、夫マイケルはそこでも仕事に忙しく、次の滞在場所のブダペストへ商談のために行くのですが、同行していたアンは、ブダペストへ向かうプライベートジェットの前で、数日前から調子が悪かった耳を考えて、急きょ陸路でパリに行き、夫と合流することにしました。そのとき、空港まで送ってくれていた、夫の友人でフランス人のジャックがパリへちょうど用もあるので、アンを乗せていくといいだし、二人のパリへの旅は始まったのでした。

パリへ直行すると思いきや、ジャックの所有する古いプジョー504カブリオレは、息も絶え絶え、途中、頻繁に給水したり、食通、ワイン通のジャックが素敵なレストランに連れていったり、美しいローマ橋ポン・デュガールに寄ったり、そうこうしているうちに、プジョーが故障し、アンはさらなる遅れにやきもきするのですが、それでも、ジャックは慌てることもなく、川辺でピクニックを楽しんだりするのでした。

プジョーが壊れたので、色気のないルノー(ワゴンタイプ)に乗り換え、旅を続けます。その後は、リヨンの町にも立ち寄り、またおいしいものを食べて、少し旅を楽し始めたころに、もうすぐパリ・・・、最後にはアンもヴェズレ-に寄りたいと言いだし、二人はパリに到着するのでした。

何とも、ジャックがフランス男らしく、食をこよなく愛し、強引なほどに、アンをおいしい、美しい、楽しいの方向に引き込んでいくのでした。Workaholicぎみの日本男性にはないなーと思ったりした私。アメリカ映画だから、アメリカ人にとっても、こういうフランス人らしさって、驚きなんでしょう。エレノア・コッポラ監督は実際の体験を元したようですが、そんなカルチャーショックな部分をうまく美しく、素敵に描き出しています。

あー、なんかいいなあ、素敵というのが率直な感想。若けりゃいい、みたいなアジア的な感じがないです。(笑)

古いプジョー504カブリオレからルノーに乗り換えた時に、私自身、色気のない車だと思いましたが、ジャックもそのようなセリフを口にしていました。「あー、すごくわかる―」って、同感しました。

ジャックがなにかあるとカードとアンの好きなものを添えて、機嫌を取るのも、細やか、かつスマートで素敵。ぜひ、男性に参考にしていただきたいです。

久々にいい映画でした。こういう映画に会いたかったのよねと思った私でした。
では、よい週末をお過ごしください。