Neutral 〜ニュートラル

50歳のうめめだかが感じたことやオフタイムのこと、好きな物のこと、趣味etcについてひとりごつ。  SINCE 2005.7.12

退屈な1日も“ジュリー& ジュリア”がいれば…

退屈な1日も“ジュリー&<br />
 ジュリア”がいれば…

こんにちは。ここ1,2年は9月の三連休というと台風が来ていたので、ゴルフの予定は手控えていましたが、今年の3連休はとてもいいお天気で、ゴルフに行かなかったことをちょっぴり、後悔します。

先日から読んでいた本『ジュリー&ジュリア』を先週、読み終えました。そのあと、メリル・ストリープがジュリアを演じ、エイミー・アダムスがジュリーを演じた映画の方を早速DVDを購入して、見ました。

2001年のテロの後の頃を舞台にニューヨークで女優を諦めて、政府機関に勤め、毎日苦情処理のような仕事にあたるジュリーと、その約50年近く前に、アメリカ家庭の食卓を変えたともいわれる料理研究家で”フランス料理の王道(究極のフランス料理と映画では表現)”を書き、料理番組にも出演し、お茶の間でも人気のあったジュリア・チャイルド。

ジュリーはストレスを溜めながらも仕事をする退屈な毎日。ジュリアは夫ポールの赴任先の1950年頃のパリで駐在員の妻として生きるには持て余す毎日。ジュリーは実家にあった、ジュリア・チャイルドの”フランス料理の王道”を見つけ、引っ越しを機に料理のブログを書くことにしました。目標を決めないとずるずるしていまうので、1年のうちにジュリアのこの本の524のレシピ全てを作ることに。たかが、料理を作るブログと言っても、ジュリーの生活はこの料理を作り始めることで活気づき、生き生きとしていきます。

ジュリア・チャイルドもパリで、単なる駐在員の妻でなく、退役軍人ばかりのコルドンブルーの料理教室で、料理を学ぶことで生き生きとしていく様子がパラレルで展開します。ジュリーはちょうど30歳になる頃で、ジュリア・チャイルドがコルドンブルーに通いはじめたのは37歳頃。

2人は50年近くの歳月を隔ててながらも、料理という”悦び”により、自分の生き方を見つけていくという話。

正直なところ、1回目にHuluで見始めようとしたときには、スルーしてしまった私。その時には、ジュリア・チャイルドもイマイチよく知らないし、話の展開がわかりずらいような感じがしたのですが、原作本を読んでみると、よーく理解でき、楽しめました。

ジュリーはブログの読者にも励まされ、こんなに自分を応援してくれる人がいるんだと感じるわけですが、2005年、この映画とさほど変わらない時期にブログを始めた私も同じようなことを感じました。ジュリーのブログと同じ時期ほど、何か起きるわけではないけれど、今でも私がブログを続けているのは、ジュリーと同じような、会ったこともない人たちに励ましてもらったり、声をかけてもらったからというのは大きいかもしれません。

それにしても、女性は30代を機に、とても悩みが多くなる時期。これは万国共通なんだと思いました。でも、誰かに励まされたりしながら、自分の道を見つけ、誰もが生きていく。なんだか、とても勇気づけられる話です。

原作本もコミックみたいに読めますし、映画はさすがメリル・ストリープ。本人にそっくりに演じているようです。エイミー・アダムスも可愛く、とても素敵です。

おすすめです。