心地よい時間
今日は春めいていて、こんなに春めくと毛のコートを後悔してもいいから、全部しまって仕舞おうという気持ちになる。
また実家に2泊して帰ってきた。朝から家を飛び出し、自分の家に帰ってきた。帰ってきてシャワーを浴びて、掃除をして洗濯をした。
先週末に上野の国立西洋美術館に”ウルビーノのヴィーナス”を見に行った。一番の見もののティツィアーノの同タイトルの絵はもちろん、カラッチも数点あったし、ティントレットの絵も1点(だけだったと思う)があって、なかなかよかった。イタリアが中心だがヴィーナスというテーマの下にたくさんの美術館からよくこれだけ集めたと思う。美術展にいくと何も買わずに帰れない私は気に入った絵の絵葉書とオリジナルの付箋↓を買った。この付箋はなかなか素敵だと思う。
その美術展に行った友人が私が”泣く大人”の話をしたら、以前江國さんの本をよく読んだという話をして、私の最近のもてあましっぷりを知っているから、3冊ほど読んだ本をくれた。
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今日はそのうちの1冊”きらきらひかる”を読んでいる。私も何冊か江國さんの本を読んでいるが、代表作ほど読んでいない傾向にある。別にわざとそれを外しているわけではないのだが、読んでない。
なんとなくうきうきしながら読む。自分で探した本を読むのも楽しいが、友人が薦めてくれた本を読むのも楽しみで仕方ない。
本を読みながら聞くのは、アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年の記念アルバムThe BOSSA NOVA SPECIAL ~ Jobim Songbook。考えてみるとこのアルバムも同じ友人が貸してくれたんだと思う。とてもセンスがいいと思う。
心地のいい時間を過ごすことができた私。桜が咲くのを一緒に見に行けたら、カナルカフェでご馳走してあげようと思う。