図書館へ
久しぶりに図書館に行った。仕事をしているときにはどうせ図書館で借りても、期限内に読めないし...と思って、行かないでいましたが、また散歩がてら行ってきました。
最近は公共の図書館もインターネットで予約ができたり、どこの図書館には貸し出しされずに残ってるとか、わかる仕組みになっているので、とても便利です。
今回、狙っていた本はポール・オースター著の『トゥルー・ストーリーズ(True Stories)』、すでに文庫化されていているのですが、せっかく図書館にあるのだからと思って借りました。
そのほか、先日読んだ江國さんの本に出ていた筒井ともみさんの『舌の記憶』と『食べる女』、ポール・オースターの本の隣にたまたまあったジェニー・オフィル&エリッサ・シャッペル編著の『女友だちの賞味期限 なぜ彼女は私を裏切ったのか・・・・・・。』の4冊を借りました。
本命のポール・オースターを読むのは最後に回すとして、まずは昨日から今日にかけて『女友だちの賞味期限』(題名が結構恐ろしい...。公式ブログもあるようです)を読み終えました。先日のブログで江國さんが”男友達”について書いていたのを読んでいたので、”女友達”についての考察を読むのもいいかなと思って読んでみました。
この本を読むまで、この本はてっきり(私の勝手な思い込みでしたが)男の著者が”女友達”について書いているものだと思っていたので、読んでみるなりかなりげんなりする、女友達ならではのセンシティブな問題を扱っている内容で、かなり沈みました。
これが私の想像したとおり、男の著者が”女友達”との縁の切れ目を書いたものであれば、もうちょっとロマンティックで、面白いものだったかもしれませんが、オムニバスになっていてすべて女性が「いかにして、彼女と縁が切れたか?」について書いていて、思い当たるようなところもあるし、かなり女同士というのは厄介なものなんだと思いました。
全体的に女の友人は一生物だと大切に思うゆえに過干渉になってしまうというのがあるような気もしました。だけれども、一方の関心が薄いというのが、許せない原因であるケースもあるし、難しいところですね。久々に読んでいて苦しい気分になる読書でした。でも途中で読むのをやめるのがなんとなくこの本に関しては逃げるようで悔しい気がして何度もため息をつきつつ読み終えました。
この後は楽しい読書を、ということで、筒井ともみさんの本を読む予定。
昨日、図書館に行く道すがら、図書館にウォーキングするときはいつも時間がたっぷり余って、時間をもてあましているときだと思って、人生ゲームのように”ふりだしに戻った”とばかり思ってしまう私がいましたが、自分の自由になる時間を持てるというのはある意味、幸せなことでもあって、こういうときにちょっと苦しいけれどもコツコツやったことが、あとあと自分のプラスになることが多いんだよなと、昔旅行の国家試験の勉強をしていたときのことを思い出しました。この先の私は何に向かっていくかわかりませんが、日々億劫だと思っても英語とできればイタリア語の勉強は細々としたいなと思っています。
そんなことを考えた私でした。なにもできないと思ったらおしまいですものね。