ご趣味は?
こないだの週末、大人な飲み会をしてきました。
メンバーは私と同い年の34歳の男性5人と、私と同い年の私の友人と男性陣の友人である33歳の女性2人に、その後輩の女の子で5対5の総勢10名での大人の飲み会。
かなり大人数での大人の飲み会はひさびさだったし、場所も最近あまり行かない渋谷だったので、なんだかドキドキでした。私は男性陣の1人と10年来の友人なので、高校の同級生で実家も近所の友人を誘って行きました。他の女の子も私たちより少し下でしたが、とてもサバけていて、大体こういう飲み会で同席した知らない女とは仲良く出来ないんですが、今回は初対面だったのに、意気投合!女の子も変に狙ってる感がないし、さらに心遣いが細やかに出来て、大人の飲み会はいいなって思いました。それに時間が遅くなると、2次会とかに抜け駆けして行くような感じもなく、さらっと終ってなおいいです。
このメンバーのほとんどが、(私も含め)ゴルフをやる人だったので、それなりに話が盛り上がったのですが、ゴルフをやらない子に話を振るために『趣味は?』という質問が出たのですが、私の友人も答えに困っていたように、この年になるとこの質問って、答えることがなかったりする自分があります。皆さん、『ご趣味は?』と聞かれて、即答できますか???
私はその日は幸い、むちゃくちゃヘタだけど、ゴルフをやるという話を散々してたので、その質問は受けなかったのですが、先日新人の子に同じ質問をされて困っていた覚えがあるので、脇で聞きながら、”これって困る質問だな。”と思っていたわけです。
この年になって、本当に胸を張って言える趣味があればいいのですが、なんとなく改めて言うことでもない気もすることが多くて、私は困ってしまいます。
『趣味は?』といって、うまくもないし、最近怠け気味の”ゴルフ”と答えるのもなんだし、“読書”はたしかにしているけど、ライフワークみたいなものでやってるから、改めて言うほどのことでもないし。”音楽鑑賞”も“映画鑑賞”もみんなやってるでしょという感じだし。
”趣味”という言葉を『大辞林』で調べると...
[1] | 専門としてではなく、楽しみにすること。余技。ホビー。
|
と書いてあり、文語体で見ると上のような用例はすんなり受け入れられるけど、会話の中では、私のキャラからいって、こんなフレーズ、声が上ずってしまいそうです。お見合いじゃないんだから...。
趣味って、わざわざ時間を使ってやってるもの(お金もかな?)で、専門まで行かなくても、そこにこだわりというか、凝りがないと言いずらい気がするのは私だけかしら。
なんだか、『ご趣味は?』と聞かれ、即答できて、話が盛り上がるようなものが欲しいです。
話は変わりますが、前段でライフワークと書いた読書の話。只今、敬愛するブロガーkateさんがブログに書いてらした水村美苗さんの『本格小説』を読んでいます。水村さんの本は大学生の時に『続・明暗』を読んだ以来です。それにしても、面白い!自伝的小説なので、そこにさらにリアリティがあって、どんどん引きこまれて、先が気になります。私は物語に引きこまれやすいタチなので、気持ちは物語の中の軽井沢にいる感じで、ここのところ少し上の空です。
あー、先が気になるー。