Neutral 〜ニュートラル

50歳のうめめだかが感じたことやオフタイムのこと、好きな物のこと、趣味etcについてひとりごつ。  SINCE 2005.7.12

ちっぽけな幸せを感じること。

 最近は朝は5時半に起きています。今年は”早起き”がトレンドともいえるようで。出勤前に皇居を走ったり、朝語学の勉強をしたりという話をメディアでもよく聞きます。

 だんだんと日が長くなって、5時半にはすでに明るくて、なんだか幸せな気分になります。子供は夜は7時に寝て、5時半にはもう寝ていられないとばかりに必ず起きるので、必然的に朝食も早く、7時半頃には公園まで散歩に行ったりします。

 ちっぽけなことですが、最近3つ、私は幸せだって思うことがあります。

1つ目はお酒が飲めること。

2つ目は早起きできること。

3つ目は旅をした記憶があること。

1つ目は授乳もほぼ終わりに近づき、お酒をほんの少しでも飲むと体の中が柔らかくなり、他人(ひと)といるとなんとなく、その相手に親近感を覚えるようなリラックスした気持ちになります。

 2つ目は早起きを心がけてし始めたのは大学受験の時です。高校3年の時、親戚で塾を経営する叔父さんに夜10時から2時は脳細胞の関係(たしか)で寝たほうがいいというようなことを言われて、いつも10時前に寝て4時前くらいには起きて、通学前に受験勉強していたんです。(勉強時間が少ない割には効果が出た気がします...)朝が白々と明けていく感じが、とても気持ちがよくて、それから朝って好きなんです。よく大学生のころ、オールしたりお泊りなんてこともありましたが、夜に一緒にいた人と朝も顔を合わせるというのがいまいち好きになれず、タクシーを使ってお金がかかっても、なんとしても夜じゅうに家に帰りたいと思って、始発まで待てず、散財した記憶があります。今もその感覚は変わりません。

 3つ目は気候が良くなると、日差しの中に旅の記憶がよみがえってくるんです。特に早春から夏にかけてはそういうことが多いです。

 まだ少し寒さ感じる早春に窓を閉めた車の中で日差しから暖かさを感じる時に、アペニン山脈を越えてアウトストラーダ(高速道路)を通って、南下してローマに入ってくるときの光の強さと同じものを感じたり、ここ最近暖かくなりましたが、早朝のひんやりとした空気を感じる時にスイスの山麓の町ツェルマットなどの夏の清々しい空気を感じた時のことを思い出したり、強い夏のような日差しを浴びながら高速道路を走り、ハイパワーでカーエアコンをかけているときにハワイのウエストバウンドのハイウェイを走っているような気分になったりします。そんなとき、ちょっぴり幸せな気分になって、そんな旅の記憶を持っていることに幸せを感じたりします。

 日差しが暖かくなると、ほんとちっぽけなことに幸せを感じるものです。そんなことありませんか?