アルハンブラの思い出
なんだか、日々の生活に追われ、スペインの旅もだんだんと遠くなりつつありますが、帰国してからも時々ペペ・ロメオの”アルハンブラの思い出”のギターの音色を聴くと、あの切ない音色と美しいアルハンブラ宮殿がオーバーラップして思い出されます。ちなみにスペイン語ではhを発音しないので”アランブラ”といいます。
1492年、イスラム最後の王朝グラナダ王国が陥落しました。この年がレコンキスタ完了の年であり、コロンブスが新大陸を発見した年でもあります。
イスラム王朝最後の王アブディル王はグラナダの町を離れるときにアルハンブラ宮殿を振り返り、惜別の涙を流したといいます。
そんなことを思い出しながら、”アルハンブラの思い出”を聞くと、これ以上にぴったりの曲はこの世に存在しないとさえ、私は思ってしまいます。
久しぶりのアルハンブラ宮殿でした。シンメトリーの幾何学模様がまさにこれはアラブ建築だと実感させます。その模様の美しさと言ったら、いつまでも眺めていたい気持ちになります。