Neutral 〜ニュートラル

50歳のうめめだかが感じたことやオフタイムのこと、好きな物のこと、趣味etcについてひとりごつ。  SINCE 2005.7.12

やっと”かもめ食堂”見ました

Kamome  年末にCATVでやった”かもめ食堂”をやっと先日見ました。

 小林聡美が出ている食パンのCMが放映されていましたが、あれがこの映画のキッチンだったりするわけで、会社の友人からも「なにも起きないけど、いい映画ですよ。」と言われていて是非見たいと思っていたのです。それに私が敬愛するブロガーkateさんもこの”かもめ食堂”については書いてらっしゃるので、おそらく詳しいことというか、それぞれの感じ方を見ていただくためにそちらを見ていただくのもいいかと思います。

 簡単に書くと小林聡美演じるサチエがフィンランドヘルシンキ日本食(とくにおにぎりが売り)の店”かもめ食堂”をオープンして、全くお客さんが来ないのですが、それを苦にする様子もなく淡々と商いをしていました。そこに”かもめ食堂”の第1号のお客さんである日本語をちょっと喋る日本かぶれのトンミというフィンランド人の青年が現れます。彼に「ガッチャマン」の歌の歌詞を教えてくれと頼まれるサチエでしたが、出だしの歌詞しか思い出せません。たまたま、書店のカフェで「ムーミン谷の夏まつり」を読んでいる片桐はいり演じる日本人の女性ミドリを見かけ、サチエが思い切って「ガッチャマン」の歌詞を聞いてみるとミドリはすらすらとノートに歌詞を書き出すのです。たまたま地図を指差してフィンランドに来たというミドリを家に泊めることになり、そのうちミドリも店を手伝いはじめます。そのあと、もたいまさこ演じるマサコも店に現れ、地元のお客さんも徐々に増え始め、店は繁盛し始めるのでした。地元フィンランドの人がだんだんと”かもめ食堂”を受け入れていくようすが描かれているのでした。

 特に何かが起きるわけではありませんが、なにかほっとできる映画です。北欧のスッキリしたインテリアも素敵で、私は北欧にはなぜか行ったことがないのですが、今まであまり北欧自体に興味がなかったのですが、とても行ってみたくなりました。

 それと主人公サチエの作る日本食。とてもベーシックなのにすごくおいしそうで、私もシンプルな日本食を丁寧に作りたいなと思ってしました。たとえば、映画の中でそうしていたようにシャケを網で丁寧に焼いたり、ご飯を圧力釜で炊いたり(それはここ1年はやってますが)、おにぎりを丁寧に握って海苔をまいたり、そんなシンプルで当たり前の日本食があの北欧のシンプルですっきりなキッチンととてもマッチしていて、日本食っていいなーって改めて思ってしまいました。実はこの映画の影響もあって、こないだキッチンの収納を買い足して、私も”かもめ食堂”を見習うべく、キッチン周りをすっきりさせたのでした。

 私世代ですと、”やっぱり猫”の深夜枠だった頃が好きだった方にはお薦めかと思います。